学認クラウドオンデマンド構築サービス

学認クラウドオンデマンド構築サービスとは

クラウド(IaaS)上に研究や教育で利用するソフトウェアの実行環境(以下、「クラウド環境」いう)を構築するには、そのソフトウェアの知識のみならず、クラウドやネットワークに関する知識と様々な設定が必要になります。また、クラウドの特長である「必要な時に、必要な機能を持つ、必要な量の資源を、利用時間のみのコストで利用できる」を有効に活用するには、クラウド環境をオンデマンドに容易に再現できることが重要になります。本サービスでは、これらの課題を解決するために、クラウド環境をテンプレートベースで構築できるオンデマンド構築機能を提供しています。以下の特長を持っています。

学認クラウドオンデマンド構築サービス 概要図1

利用イメージ(クラウド上にアプリケーション環境を構築、アプリケーション利用者に提供)

  1. (1) 本サービスのクライアント(NII拡張JupyterNotebook)にログイン
  2. (2) アプリケーション環境構築担当者がテンプレートを作成もしくは入手
  3. (3) 目的のアプリケーション環境の構築テンプレートを選択
  4. (4) 選択したテンプレートを実行し環境を構築
  5. (5) アプリ利用者にアプリ実行環境を提供
学認クラウドオンデマンド構築サービス 概要図2

学認クラウドオンデマンド構築サービスの構成

初期導入支援

オンデマンド構築機能(次項)を利用するには、利用機関、オンデマンド構築機能、クラウドプロバイダのネットワークを適切に設定する必要があります。初期導入支援ではオンデマンド構築機能、クラウドプロバイダの設定を支援します。

オンデマンド構築機能

クラウド上にテンプレートベースでアプリケーション環境を構築するソフトウェアサービスとそのクライアントソフトウェアで構成されています。テンプレートはJupyter Notebookファイル形式になっており、クラウド資源獲得からソフトウェア管理のワークフローをPythonで記述します。本機能には以下の特長があります。なお多くの場合、本機能を指して学認クラウドオンデマンド構築サービスと呼んでいます。

学認クラウドオンデマンド構築サービス 概要図3
学認クラウドオンデマンド構築サービス 概要図4

情報共有

利用者と本サービス担当者、利用者間の情報共有のために以下の情報共有手段を提供します。

利用環境

利用機関・クラウドプロバイダ間の接続に加え、SINET関連施設に設置している本サービスのコントローラとの接続が必要です。SINET接続もしくはインターネット接続が利用できます。本サービスのクライアントソフトウェアからSINET関連施設に設置されている本サービスのコントローラとクラウドプロバイダ上の資源やサービスを制御し、アプリケーション実行環境を構築します。

学認クラウドオンデマンド構築サービス 概要図5

試用環境

本サービスでは、正式に利用を申込む前に、その有用性を確認していただくために、簡単な申し込みで利用できる試用環境を用意しています。本研究所が所有するサービス環境を利用するため、インターネットに接続できるPCとブラウザがあればお試しいただけます。

利用にあたって

利用条件

利用料金

本サービスは無償です。ただし、本サービスを利用してパブリッククラウドなど有料のサービスを利用する場合、利用料は利用組織の負担となります。

利用可能プロバイダ

商用クラウドプロバイダ

学術機関クラウドプロバイダ

オンプレミスプロバイダ

接続形態

利用機関・本サービス・クラウドプロバイダ間はSINETもしくはインターネットで接続します。

SINET接続:

商用クラウドプロバイダとのSINET接続では、SINET5のクラウド接続を利用します(https://www.sinet.ad.jp/connect_service/service/cloud_connection)。このとき、プロバイダのルーティング仕様(BGPルータの要否)により2種類の接続形態を用意しています。

クラウドプロバイダ ルーティング 利用可能な接続形態
・Amazon Web Services
・Oracle Cloud
L3+BGP 利用機関がBGPルータ所有 利用機関ルータ接続
仮想ルータ接続 *1
BGPルータ未所有 仮想ルータ接続
・Microsoft Azure
・さくらのクラウド *2
・北海道大学クラウド
L3 利用機関ルータ接続
*1 仮想ルータ接続は利用可能ですが、性能、サービスレベルの観点から推奨しません。
*2 本サービスでは利用機関側にルータを持つ構成のみサポートしています。

インターネット接続:

本サービス間とプロバイダ間をインターネットVPN(IPsec)で接続します。利用機関とクラウドプロバイダ間は利用機関の外部接続ポリシーに沿った接続をしてください。なお、インターネット接続の場合、オンプレミスプロバイダは利用できません。

ご利用までの流れ

  1. (1) 事前準備
  2. (2) クラウド利活用支援サービス利用申請
  3. (3) 学認クラウドオンデマンド構築サービス接続申込み
  4. (4) クライアント環境の準備と利用機関側のネットワーク設定
  5. (5) クラウドプロバイダ側のネットワーク設定

なお、申請、申込みには利用機関の外部資源接続を管理している部門の承諾が必要です。機関により当該部門の名称が異なるため、本説明では情報管理部門と呼びます。

クラウド利活用支援サービス利用申請方法

利用機関の情報管理部門による申請が必要です。利用機関として1回のみの申請です(利用グループ毎の申請は不要です)。

提出書類

記入要領

記入にあたっては記入の手引きをご参照ください。

申請の流れ

記入した申請書のWordファイルを添付ファイルにてeメールで下記宛先まで、情報管理部門からお送りください。

内容に問題ない場合はその旨連絡しますので、原本を下記送付先までお送りください。

送付先

〒101-8430 東京都千代田区一ツ橋2-1-2
国立情報学研究所 学術基盤推進部 学術基盤課 クラウド推進チーム
Email:

メールでのお問合せ

Email:

学認クラウドオンデマンド構築サービス接続申込み方法

利用グループ毎に接続申込みが必要です。情報セキュリティの観点から、接続申込書は本研究所サイトにアップロードしていただきます。まず、接続申込書を送付希望であることを下記要領でメールにてお知らせください。折り返しアップロード方法をお知らせします。これにしたがって申込書をアップロードしてください。

接続申込書送付希望メールの要領

宛先:
CC:申請する利用グループの責任者(必須)
CC:申請する利用グループの連絡担当者
送信元:情報管理部門担当者(必須)
件名:学認クラウドオンデマンド構築サービス接続申込書送付
内容:空欄で結構です。連絡事項があれば記入してください

提出書類

記入要領

記入にあたっては接続申込み説明書をご参照ください。

よくあるご質問

利用料金はかかりますか?

本サービスの利用は無料ですが、商用クラウドプロバイダなどの利用料は、利用機関もしくは利用グループの負担になります。

学認は必須ですか?

本サービスの管理ツールやWikiページへのログイン認証に必要です。NII OpenIdP IDでも認証可能ですが、若干の制約があるため学認のご利用をお勧めします。

SINETではなくInternetでも利用できますか?

利用できます。しかし、SINETはクラウドプロバイダと直結しており、利用機関とクラウドプロバイダ間の高速かつ安全な通信が可能です。また、プロバイダによってはデータ転送料金の割引があります。SINET接続をお勧めします。

利用グループの全員が本サービスを使えるのですか?

本サービスを利用してクラウド環境を構築できるのはできるのは、VC利用者と呼ばれるクラウド環境構築担当者です。VC利用者は、利用グループの管理者(VC管理者と呼ぶ)が自由に指定でき、利用グループ員全員をVC利用者とすることもできます。なお、VC利用者が構築したクラウドのアプリケーション環境の管理は、利用グループが行います。